NO.1330 歴史の道ハイクM和田峠

期  日 2017年6月11日(日)〜12日(月)
参  加 8名
費  用 約18千円〔JR大宮駅〜上田駅(新幹線)、上田駅〜長久保バス停、宿泊代、民宿車

      送迎代、JR下諏訪〜新宿駅(特急)、新宿駅〜浦和駅〕

第一日目
天  候 晴れ
行  程   大宮駅発7:18(あさま601)=上田駅8:27/9:00(JR関東バス)=長久保バス停9:55
       /10:00―11:00長久保宿散策/長久保バス停11: 19=上深山口バス停11:22− 
      和田宿入口12:30−和田小学校12:40( 昼食)/13:30―和田宿散策/14:40(民宿車
      迎え)=民宿みや15:00


   新幹線は自由席にも拘わらず、全員まとまって着席。上田駅からのバスは、我々一行8人の貸し切り状態で
運行。下車後リーダーより「中山道や長久保宿」について説明を受けた後、約1時間長久保宿を散策。本陣
〔戦国人気武将の子孫が居住中)や数件の旅籠が残存しているが、現在営業中の旅館はなし。再びバスで
上深山口まで乗車後、和田宿への歩き旅開始。快晴・涼風の下、周りの山々や沿道の新緑、小川の清流、
それに道端や家々の庭先には花が咲き揃い、爽快な気分。街道沿いには往時の歴史を偲ばせる石碑や
道祖神、それに木造小屋風(一つだけ藁ぶき屋根も)バス停もあり、風景に溶け込んでいました。昭和を感じ
させる木造建築の「和田小学校/旧和田中学校の校庭隅」で昼食。和田宿には風情ある建物多数残っており、
国史跡の和田宿本陣を見学。そこで係の人から「大名や皇女・和宮の御下降時の行列、本陣宿泊時の伝承」
を伺い、大変興味を覚えました。迎え車で15時には民宿到着、ゆっくり休養・食事・談話が出来ました。


第二日目
天  候 晴れ
行  程 民宿発7:10民宿車送り)=男女倉口7:25―永代陣馬施工所8:05/15―東餅屋茶屋跡
     9:00―和田峠(標高1600mの古峠)9:35/10:00―西餅屋跡10:50―浪人塚11:50
     (昼食)/12:15―木落し坂13:20/40−諏訪大社下社・春宮14:30/50―諏訪大社下社
     ・秋宮15:20/40−下諏訪駅16: 20/17:40(あずさ30号)=新宿駅20:30/37=
      浦和駅21:02


 二日目も朝から快晴、山道入口の男女倉口まで宿の車で移動。ヒンヤリとした    山中を「七輪草や
一人静等の山草」をあちこちで見かけながら登る。街道とは言え    未舗装で石畳もある山道で和田峠
(古峠)まで標高差が約500mあり、正に山登り。 峠では頂上に残雪を抱いた「秀麗な御嶽山」がハッキリ
と望めました。下諏訪への下 り(京都からは上り)はより急峻で道幅も狭く、「往時の旅の苦難」が思われ
ます。 和田峠を下った先では、御柱祭りの際に勇壮な木落しが行われる「木落し坂」を上か ら見たが、約
45度の急斜面に思わず腰が引けました。歩き旅のスポット終点は諏訪 大社・下社の春宮と秋宮」を参拝、
その後下諏訪駅近くの店で下山講を実施しました。  今回は梅雨に入ったにも拘わらず2日間とも好天気
に恵まれ、又リーダーの「周到 な調査・準備」により、念願の和田峠越えを往時に思いを馳せながらの歩き
旅が出来 て全員感謝の至りです。

(W記)      


長久保宿の歩き始めは、濱田屋旅館脇指標から。


資料館になっている「一福処 濱屋」で行程の確認。


イザ出陣! いえ、さあ歩くぞ!


長久保宿本陣。


上深山口バス停は、こんなに可愛らしい。


「ミミズの碑」 土壌をよくしてくれる蚯蚓を祀る。


土地の木材を使った素敵な和田小学校。生徒は60人程とか.....。


隣の和田中学校は、役目をおえて今は廃校。映画のロケに使って〜。


歴史の道資料館は、かっての旅籠「かわちや」


「和田宿本陣」。維新後は、役場などに利用されていたとか。


お世話になった民宿「みや」での夕餉。今日はまだ、ゆとりの笑顔?!


和田峠への登り口「男女倉口」。さあ、張り切って行くぞ!


三十三体観音の脇にある「休憩舎」あと。


空気は清々しく、足許にはクリンソウが。


苔むした石畳の道は、昔の旅人の足にも優しかったろうな。


東餅屋跡。近年まで営業していたらしいが、残念。


交通量の多いビーナスラインを、パイプ型トンネルで抜ける。


やったぞ!中山道最高峰の和田古峠1600M。御嶽山も遠望できた。


西餅屋跡。かっては穀留番所もあったっという。


R142を注意して渡り、さらに古道を進む。


下りは気の抜けないガレ場の悪路を進む。


幕末の、水戸浪士と高島・松本藩の激戦の跡「浪人塚」が立つ。

  我々は、粛々とお弁当のおにぎりを頬張る。


だいぶ足の疲れが溜まった頃、「木落し坂」へ。御柱は重量感たっぷり。


諏訪大社下社の春宮へ。荘厳。


ユーモラスな万治の石仏。時計回りに三回廻ると願い事が叶う?


諏訪大社下社の秋宮、到着! よく歩きました!