NO.1246 近江・歴史の道ハイクJ(東海道鈴鹿峠・京街道伏見宿・京都東山)

期日 2016年9月25日(日)〜9月28日(水)
参加 10名(男性7名、女性3名)
費用 37,000円(クラブツーリズム利用:新幹線京都往復、京都〜草津往復、ホテル3泊代)



第1日目

天候 曇り時々晴れ
行程
 東京駅発12:56(こだま653)=京都駅着16:44=滋賀県草津駅=ホテル着17:30=外食=ホテル戻り19:40(総歩数・約5700歩、約3.8km)

 東京駅集合、リーダーK氏より「プロ顔負け独自作成、綿密な行程表」を受領。その後「弁当・飲み物」を買い込み新幹線乗車、車内宴会。定時に京都駅着、ややムッとした暑さの中琵琶湖線に乗り換え、3連泊する草津市内ホテルへ。東海道と中山道が合流する「夕暮れの草津宿」を散策後夕食。

草津宿散策 マンホールの道標発見


東海道と中山道合流の草津宿石柱道標を背景に



第2日目

天候 曇り
行程
 ホテル発7:20=京都駅着8:00、朝食=JR桃山駅=明治天皇伏見桃山陵=京阪・桃山南口駅=宇治平等院着10:20=中書島駅=伏見酒造巡り=寺田屋=十石船乗り場=黄桜酒場(昼食)=御香宮神社=イノダコーヒー三条店=京都錦市場=南禅寺=南禅寺・順正(夕食、湯豆腐料理)=ホテル着20:30(総歩数・約23000歩、約16.4km

 雨が予想された為、2日目と3日目の行程を急遽入れ替え、京都市内見学へ。朝食は何と「京都駅内の駅そば」、上品な色・味に満足。最初の訪問地は伏見桃山の「東京にあると思っていた明治天皇陵」、その壮大さと厳かな雰囲気に圧倒される。因みに同地には「平安京遷都の桓武天皇陵、及び乃木神社」もあります。次に修学旅行以来の方が殆どの「宇治平等院」を参拝後、近くで「名物、宇治金時や宇治抹茶アイス」を食す。続いて伏見地区の「伏見の港、寺田屋、十石舟乗り場、龍馬とお龍・愛の旅路像、それに煉瓦建造物の倉庫・煙突のある松本酒造、富翁・月桂冠・黄桜等大手酒造メーカーの酒蔵」を見学。但し、今でも営業中・寺田屋や酒造会社は「月曜休業」で中には入れず、したがって試飲も出来ず残念。昼食は黄桜酒場で「龍馬御膳、日本酒・伏見の竜馬」を飲食。夕方には東山に移り、南禅寺三門より綺麗な夕暮れを鑑賞。近くの「国の登録文化財となっている趣のある建物・順正」で湯豆腐を堪能。

快晴の草津宿から東海道伏見宿へ出発


伏見・明治天皇陵(桃山御陵)参拝


静寂と広大さに感動!玉砂利参道を進む


桃山御陵の正面


清められた正面の階段参道


平成の大修理を終えた藤原道長の別荘「平等院」見学


近鉄中書島駅前で酒どころ「伏見酒蔵」が歓迎してくれた


伏見港の三十石船を体験


代表的な伏見酒蔵の風景


秀吉が作った伏見運河


坂本龍馬襲撃事件の「寺田屋」


酒蔵の良質な伏流水を味わう


京都に戻り南禅寺山門から夕陽を堪能


今夜は京名物料理「湯豆腐」を順正で



第3日目

天候 曇り後晴れ
行程
 ホテル発6:50=柘植駅着8:21=関駅着8:50=タクシー分散乗車、片山神社着=鈴鹿峠着10:20=坂下宿=関宿着13:10、宿場歩き(会津屋で昼食)=関駅発16:18=ホテル着17:40=自由外食(総歩数・約18000歩、約13km)

 草津線から関西線(1両編成のディーゼル車)へ乗り継ぎ、関駅へ。両線ともほぼ通学列車で殆どの生徒がスマホに熱中(特に関西線はスマホ画面を見易くする為に全カーテンを閉じる徹底さ)。これは帰りの列車も同様で、一般の人からすると異様な光景。関駅よりタクシー分散乗車し、消失済の片山神社入口から鈴鹿峠を目指し登り開始。当日は猛暑も予想されたが薄い霧も掛かり爽やかな風の中、旧東海道では東の箱根と並び称される難所・鈴鹿峠越えに昔の旅人の難儀に思いを馳せながら歩行、何と30分弱で「357mの鈴鹿峠」に到着。峠では「往時鏡のような岩肌を持っていたという鏡岩、伊勢の国と近江の国境に立つ石造りの界、近江の国側の巨大石造りの万人講常夜灯」を見学。帰りは坂下宿本陣跡等を見ながら歩行、途中3人が蛭に血を吸われていることに気づき大慌て治療。馬子唄会館にて馬子唄を聞いた後、バスに乗り換え次の宿場町・西追分到着。関宿は東西追分の間約1.8km、25ヘクタールに及び、その間電柱もない伝統的町屋が200棟以上現存し、「国の重要伝統的構造物群保存地区や日本の道100選」にも指定されています。その街並みをゆっくりと見、又リ−ダーのうんちくを聴きながら約3時間歩行。関宿3大旅籠の建物を修復した「会津屋」で昼食。ホテルに戻った後の夕食は自由行動(結局は、近江牛ステーキコースとお好み焼きコースに分かれました)。

東海道鈴鹿峠・登山口の関西本線・関駅に到着


東海道・坂下宿(片山神社)から鈴鹿峠に向かう


鈴鹿峠への道標


急坂の坂道や往時の石段を登る


往時を忍ばせる馬の水石鉢が傍らに残る


急坂を黙々と進む


急に平らな頂上に。あっけなく鈴鹿峠到着


伊勢の国から近江路への境界石が立つ


いきなり土山宿の名産「茶畑」が広がる


峠にある高さ5.4m重さ38tの「万人講常夜灯」が迎えてくれた


関宿に戻り西の追分から保存の良い関の町家街道に入る


街道そばの店「会津屋」で昼食を取る


国の「重要伝統的建物群保存地区」を堪能する


電柱も取り外した街並みはまさに江戸時代にタイムスリップ


ぜひ皆さんも訪れてほしい「関宿」です


第4日目

天候 曇り時々雨
行程
 ホテル発7:20=JR石山駅=京阪石山寺駅=石山寺着8:40=JR京都駅着10:00=京都駅発11:59(こだま654)=東京駅着15:47、解散(総歩数・約9000歩、約7km)

「33年に一度の本尊御開扉中」を知り直前組み入れの石山寺へ。京阪・石山寺駅から徒歩10分で到着、参道両脇の数多くの紅葉の木(大木もあり、11月中旬には見頃)を見ながら国宝の本堂へ。本堂入口北側の「紫式部源氏の間には式部像」があり、本堂奥では33年ぶり公開中「如意輪観世音菩薩:平安時代後期作・重文、高さ約5m、12月4日まで」を敬虔な気持ちでご参拝。その後京都駅デパート他でお買い物、定時に東京駅到着解散(その後一部は浦和で下山講)。