あまりに使いまわされて、云いたくなかったが「皆の心がけがよいので、絶好の好天」になったこの日、高麗川の広い河原に陣を張った新ハイ浦和の５０数名は、皿やどんぶり、大事な缶ビール、ひれ酒などを手にして、良く飲み、食べ、しゃべり、歌い、仲間の演奏に聴き入り、時を忘れ、自分の歳も忘れ愉しさにどっぷりとつかる....。
　大宮を７時半に出発したバスは、制限速度ではしっていたようだが、９時前には会場に着き、自力参加の仲間とも合流して、納会の準備にとりかかる。目の前には日和田山がくっきりと見え、鍋やバーベキューの係をしてくれる仲間に感謝しつつ、自分は日和田山登山組に入る。
　日和田山山頂直下の神社からは、河原が見え、富士山よりも鍋の煮え具合が気になるので、下山の皆の足は速い。さっそく、ビールで乾杯もそこそこに、鍋へ、焼き肉へと手を伸ばす。
　広い巾着田は、ヒガンバナの頃の大賑わいが嘘のように、静かで、われわれの歓声も川や林や畑に吸い取られて可愛いものだ。定番のカワセミは見られなかったが、キセキレイのチチ、チチッと言う声も聞こえるほど。
　愉しい宴は、オークションで最高潮になり、また良い年を迎えられることを祈って、帰路に着く。準備をし、当日のスムースな運びに尽力してくれた委員さんたちに感謝。そこで、ひとつ、エピソードを。いつでも何処でも「本物のビール」しか飲まないS氏が、なんと、‘金麦’を口にして、まあまあ、のめるかな！と。会の雰囲気が愉しかった証拠！かも。（T記）