973 藤野鷹取山

2013年12月12日(木)

天 候:
参加者:7名
費 用:2220円
行 程:南浦和=藤野―上沢井―鷹取山―小渕山―岩戸山―藤野=南浦和

 鷹取山の名を持つ山は沢山ある。今回の鷹取山は初冬の山歩きにふさわしい中央線の藤野にある山。里山ゆえの気軽さがいい。藤野駅から陣馬街道に出るとすぐに、中央自動車道をくぐる隧道に。車道のはじに設けられた気持ちばかりの歩行者エリアを、徒歩で抜けるには随分長~く、黄色の灯りが異様に感じられる。トンネルを抜けるとそこは霜国、落ち葉が真っ白。舗装された街道を歩くこと45分、山里の風景を堪能する。植林帯を抜け、自然林に入ると温かな日差しがたっぷり。里山ゆえに小さな山の連続で登ったり下ったり。南斜面に雲がからんではいるが、真っ白な富士山がでーんと構えている姿が目に飛び込んできた。偽ピークに何度か裏切られながらも鷹取山に到達。“こころに残る鐘”と白書きされた黒い鐘が印象的だ。深々と積もった落ち葉によってかき消されるハイキング道、枝分かれする作業道、里山ゆえの難しい道探しに自ずと神経を使う。急斜面は落ち葉で滑るため、へっぴり腰になることも。フカフカな落ち葉を踏みしめる感触を味わいながら歩いていると、突然崖を下りる場面が現れ変化をも楽しむ。平成の年号命名を発表した嘗ての政治家を思い出させる山名“小渕山”の標識、邪馬台国誕生の神話に出てきそうな山名“岩戸山”の標識に、山名にも関心を寄せながら、徐々に里に近づく。藤野神社に立ち寄り、山行の無事を感謝して手を合わせ、藤野駅へ。 

I.記

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