天 候: 晴 | |
参加者: 8名 | |
費 用: 2,610円(大宮起点) |
正丸駅からスタートし、まずは前回の最後の山となった伊豆ヶ岳を目指す。汗ばむ暑さの中、のどかな山里では、フクジュソウやセツブンソウ、そしてミツマタなどが今を盛りと花を咲かせている。 山路に入ると、何時の強風にやられたのか、やたらに折れた木が倒れている。その都度、またいだり、くぐったり。しかし、登るにつれ、木々はまだまだ冬の裸の姿のまま。霜柱が解けてぬかる路を慎重に登る。 伊豆ヶ岳に着くと、ちょっと年増の山ガールが何人も。成虫のまま越冬したヒオドシチョウが岩にとまって陽射しを浴びている。通常なら、これで帰路につくところだが、今回はここがシリーズ登山の起点。武川岳を目指して、次の行動に映る。再び登ると分かっていながら下り続ける。 振り出しに戻った様な標高の山伏峠に下り立って、漸く武川岳登山口の標識が目に入る。この山も、やはり荒れており、大きな倒木がしばしば行く手を遮る。一座を登り、下った後の身に、急な登りは結構こたえる。自ずと目は地面を見つめ、時折見上げる先には、恨めしいほどの高さに見え隠れする頂が。 それでも歩きに歩き、何とか頂上に立つ。集合写真用にカメラを託したパーティーが相当な高齢者ぞろい。その一人が誇らしげに曰く「最高齢者は82才ですよ」と。当方の一人が言う「われらのこの人は86才です」。とたんに、二人は手を取り合ってお互いの健脚を讃えあう。素晴らしい光景だ。“あんな年まで山登りを楽しめたらなー”切なる思いを胸に抱き、転がらぬように慎重に急な坂を下る。86才だって、仲間と全く同じ健脚そのもの。最後は長い舗装路歩きをこなす。見下ろす川の砂地にはフキノトウがいくつも・・・。“春だな~” I.記 |
---- このページでは、小さな写真をクリックすると大きな写真が見られます。写真をスクリーンショーにして見ることもできます。 ---- |