天 候:晴れ/曇後雨
参加者:6名
費 用:約16000円
行 程:
5日
所沢IC5:00=豊科IC=安曇野しゃくなげ荘駐車場8:30=(タクシー)=中房温泉登山口9:20―第一ベンチ9:50―第二ベンチ10:20―第三ベンチ11:00―合戦小屋12:35―燕山荘14:10―燕岳山頂15:30
6日
燕山荘6:15―合戦小屋7:00―第三ベンチ8:20―9:05中房温泉9:40=(バス)=しゃくなげ荘10:20、しゃくなげ温泉、富士尾山荘(そば)、ビレッジ安曇野(山菜・土産)を経て豊科IC 13:00=吉井IC=熊谷駅17:00
夕照の燕岳。強風で雪もろくに付かない。
悪天候が予想されたため、当初の計画(3日~5日に燕岳から常念岳への縦走)を縮小、日程を短縮してずらし、燕岳往復の行程にした。 北アルプスでは4日の天候が悪く、8名の中高年が遭難死した。 1日目 参加者と順に待ち合わせながら集合し、関越道にのる。多少混んではいるが、順調に長野道豊科ICを目指す。中房温泉の駐車場は、一杯かもと予測し、麓のしゃくなげ荘にある登山者用駐車場に車を止め、あとはタクシーに分乗して燕岳登山口へと向かう。 中房温泉の登山口付近は、雪もなくまるで夏山と変わりがない。日差しも暑いくらいで、皆軽装で登りはじめる。だがほどなく、雪が現れはじめ、道もぬかるんでくる。第二ベンチでスパッツを付け、第三ベンチでアイゼン装着となった。 3時間ほどで、合戦小屋につく。ここまで来ればあとはもうあわてることもない。営業している小屋の中で、ゆっくり休憩して、さぁあとは燕山荘目指して展望の尾根を登っていくだけだ |
合戦小屋からは、合戦の頭に向かって直登に近い急登である。息を切らして、あえぎながら登る。合戦の頭に登り着けば、一気に展望が広がる。まずはやはり、槍ヶ岳に目が止まる。そして北側には餓鬼岳と以外なほどの峻峰に見える針ノ木岳が見えてきた。時折、強風に煽られたりもするが、太陽の下、青空にそびえる山々を眺めるのはとてもいい気分だ。 ここから先は比較的なだらかな稜線を、風に気をつけながら、燕山荘へと辿っていく。さらに展望は広がり、鹿島槍ヶ岳の秀麗な双耳峰が見えてきた。槍の隣に、北穂高も見えている。さぁもう燕山荘は目の前だ。 |
燕山荘に宿泊手続きをして、今夜の寝所を確保した後、身軽になって燕岳に向かう。風当たりの強いこの稜線には、ろくに雪も積もっていないところが多い。 小一時間で冷たい強風が吹き抜ける頂上に着く。カメラを構えても、体が風に煽られてなかなか狙いが定まらない。それでも烏帽子岳から続く裏銀座の山並や、槍穂高連峰を眺めながら、この季節にしか味わえない、雪山の展望を満喫した。 |
2日目 昨夜は、強風が吹きまくり、時に雷も鳴る荒れた夜だった。朝、窓の外を眺めれば、積雪があり雪山の厳しさを垣間見た思いがした。ご来光は仰げなかった。天気予報では、午前中から雨降りになるという予測だったので、朝食もそこそこに昨日登った道を名残惜しく下山した。合戦小屋までの眺めのいい尾根は、風当たりも強いので、ちょっと心配だったが、そこは山なれたメンバーのこと、一人として転倒することもなく、合戦小屋に降り、樹林帯に入ってひとまず風の心配がなくなった。だが第三ベンチで休憩していると早々と雨がふりだした。この雨は登山口に着くまで、ずっと降り続いた。だがこの雨の中も続々と登ってくる人たちがいる。後立山で大量遭難があったばかりだが、この雨の中でも頑張って登れば、明日の朝は絶景が見られるかも知れない(燕山荘のブログによればご来光が見られたそうです)。 3時間足らずで、中房温泉登山口に降り立った。ここからはバスでしゃくなげ荘の駐車場に戻り、日帰り温泉入浴、安曇野のそば堪能、お土産品物色と観光コースを満喫して、帰路についた。高速道路はゴールデンウィーク最終日の渋滞だったので、吉井インターでおり、あとは一般道で順調に熊谷に戻った。夕刻には、いつもの名店(迷店!?)で、乾杯!! (O記) |
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