前日の雨で足元が滑りやすくなっていることを考慮し、登る山は釜伏山にしぼり、ルートも舗装道路歩きを多くする旨、波久礼駅出発時にリーダから発表される。時折薄日が射す程度の曇り空で、暑さに悩まされることなく、爽やか気分でハイキング。鳥の囀りに双眼鏡を覗き、飛び交う蝶にカメラを構え、路傍の花々を愛で、奥入瀬渓流を思わせるような清らかな流れに見惚れながら、のんびりと歩む。名水百選の日本水(やまとみず)取水場では、車で汲みに来ている方々に混じって、名水に舌鼓を打つ。目的地の釜伏山のアタックだけは、濡れたゴロゴロ岩の急登となり、山行であることを存分に認識させられた。釜伏峠の東屋で昼食を済ませた後は、秩父七峰ハイキングのルートを辿る。触れるだけで落ちてしまうほどに甘く黄色に熟しきったキイチゴが次々と現れ、歩みが滞ることしばしば。久々の初夏のハイキングに充分満足して寄居駅にゴールした。
I 記
波久礼駅前での出発前のコース説明 | 奥入瀬渓流を思わせる?清流 |
名水100選の日本水取水場 | 中間平にて |