敷き詰めたようにころがる銀杏の実、秋色に染まる大きな池を配した長林寺境内を通り抜け
て山道に。一足踏み出す毎にカサカサと音を立てる落ち葉。色とりどりの紅葉に目を奪われる。9時前に早くも最初のピーク浅間山を通過。ここからはアップダ
ウンの連続。どのピークも見事な展望を提供。雪を冠った富士山・八ヶ岳・浅間山が青い空を背にしてくっきりと。丹沢連峰・奥多摩や秩父の山塊・日光連山、
そして関東平野の果てには東京スカイツリー・新宿のビル群。いつまで見ていても飽きることのない眺望。ピークの繰返しはトレーニングにも?。登る・下る・
登る・下る・・・、また登る・下る下るどこまでも下る、そして又登る・・・・・。つぎつぎと現われる岩場、鎖、ロープ。板状の岩の下り路も“慎重に、慎重
に”。とても里山とは思えないスリルを存分に味わう。頂上直下の崖に張付けられた“大・小”の文字を眺めて最後の下りをこなす。軒下につるされた干し柿や
大根に、山里の趣を味わいながら富田駅へ。8時間近くに及んだ長丁場に終止符を打って、心身ともに大満足。