764 両神山と中里諏訪山

10月19日~20日(日) 一般向き強

両神山の稜線 諏訪山から見た両神山


 両神山登山の前日、先発隊はミステリー山行で諏訪山に登る。小鹿野町方面から志賀坂トンネルを抜けるとすぐ先が登山口。尾根コースを進み途中,紅葉の樹間から明日登る両神山や二子山の展望を楽しむ。頂上は南側が開けて両神山がくっきり見えました。
 帰路は西へ周回コースを辿る。ジグザグに下って渡登沢(ワタドサワと読みます)に出る。あずま屋から少し下ってほとんど藪に近い道を右に入り幻の滝「九十の滝」を眺める。落差40mとのこと。滝からの戻りは藪をほとんど直登してもとに登山道に戻る。正にミステリーか? 沢沿いを下ってこんな所に不相応と思われる立派な吊橋「渡登橋」を渡る。これもミステリーか? 酔人山荘では酒とAさん、Oさん両氏による男の料理で盛り上がり、10時半に就寝。

 M 記

紅葉の向こうに二子山 幻の「九十の滝」を遠望 渡登橋で1枚


参加者の中で‘ご用とお急ぎでない’6名が1日目の早朝発のミステリ-山行に参加する。ミステリーとはいえ、そこは秩父、西上州に強いO氏が二、三候補を提案してくれたなかで小鹿野町の諏訪山へ行くことに、車中で話がまとまる。
志賀坂トンネル脇の登山口から尾根コースを歩きはじめたのは11時過ぎ。→

車を止めたのは我々だけだ。→→
よく晴れて爽やかな大気の中、緩やかに登り始める。→

ところどころ楓の赤に光が透き通ってハッとするほど、美しい。→→
杉の植林帯を抜け、急な木段の登りを喘ぎ、黄や薄緑の葉の自然林の尾根道を、木漏れ日を浴びながら歩く。あまり展望はないが、高度をあげると、二子山の岩峰が背後にのぞまれ、西上州の山々が連なる。→
だいぶアゴが出てきた頃、‘山頂まで40分’の標識にガックリ。O氏が「そのまま信じちあゃダメ。実際は20分もかからないよ」 ほんとうに少しの登りで‘山頂まで2分’の道標が!→→
登頂は‘レディファーストで’の優しさに甘え、女二人がお先に祠のある山頂へ。→

以前は展望のない山頂らしかったが、今は刈払されて、迫力の両神山が眼前に迫る。→→
静かな山頂をひとりじめして、秋の山を心ゆくまで愉しむ。→

下山は少し遠回りになるが、O氏推奨の‘幻の滝'を見て2時半過ぎには、間物(まもの)峠登山口へ下りったった。→→
I氏提供の岩魚、山女魚がおいしそう~。→

朝の酔人山荘で身支度を整える。→→
最奥の白井差にある山中さんのお宅に、車を置く。→

山中さんのコース説明を拝聴。→→
登山道を歩き出してまもなく出現する「昇竜の滝」。→

よく手入れされた登山道。背の低い笹原がいい感じ。→→
橅峠。→

頂上直下の岩場。鎖場はここだけ。→→
頂上で記念撮影。→

頂上(剣ヶ峰)からは八丁尾根は見えないが、その先の赤岩尾根が紅葉を身にまとい連なっていた。→→
西の空には武信国境の山々が浮かび、御座山やはるかに八ヶ岳も見渡せた。→

南には雲取山などの奥多摩、奥秩父の山が聳え、高嶺の間に富士山が顔を覗かせていた。。→→
名残惜しい山頂を辞し、もと来た道を登山口へと戻る。歩きやすい道で、快調に高度を下げていく。→

少し雨が降ったりもしたが、快適な登山道を気持ちよく下山する事ができた。管理者の山中氏に心から感謝である。→→

T & O 記