◇ 761　権現山　　　　　

  自宅を出る時降っていた雨も淺川バス停に到着した時、青空をのぞかせ、ハイキング日和に好転した。淺川峠への道標に導かれ登り始める。峠は権現山と扇山を 結ぶ尾根上にある。前方に大きな山体の山頂が眺め始める。角度を増しての登りの連続。紅葉の始まったばかりの樹林帯の中、足元に咲く小さな花、落ちたク リ、どんぐり、アケビなどに癒されながら標高差750㍍を登りきる。先に到着していた男性9名に話しかけると地元、和見地区の方々で権現山周辺を管理して いるとのこと。今日は新しい道標に付け替える作業に来たとかで、
ポールと案内板を設置していた。安心して登れることのお礼を述べたところ写真撮影の協力もいただいた。
　頂上からは素晴らしい展望で南西方向の扇山越しに富士山が堂々と高くそびえていた。北側には正面に三頭山とそれに続く奥多摩の山々。遠方に雲取山も見え る。足元からは低山の秋の始まりを見せてくれていた。頂上から用竹までの下りは比較的なだらかな尾根道が続く。雨降山は東電の大きなアンテナが建ち美しい 檜林が続く。地図上にある二本杉は巻き道を通ったとき見過ごしてしまったようだ。どこまでも続く長い下りにバスの時間も気になりはじめ急ぎ足になる。標高 差900㍍程もあり、納得させられる。4分遅れのバスに間に合い無事帰路に着いた。