1日目
秋雨前線の影響で今にも泣きそうな空模様を心配しながらのスタート。上信越の甘楽SAで熊谷グループと合流。お盆休みの最終土曜のこともあり通行料が非常に多く感じられた。軽井沢ICで降り中軽井沢を経由し、峰の茶屋前の駐車場に到着。雨は容赦なく降り続く。リーダーの掛け声で雨具を装備し東大火山観測所横の小浅間山登山口をスタート。樹林帯を登り30分程で浅間山と小浅間山の鞍部に到着。現在浅間東麓から浅間山への登山は禁止となっている。鞍部より山上部一帯は火山特有の軽石に覆われ歩きにくい。登山口より1時間で登頂。山頂部は明確な火口は存在せずだだっ広いだけで、雨で浅間山はもとより上州の山々もすべて見えず残念。記念撮影後すぐ西峰にも登頂し、富士山の様な砂走りに足下を気にしながら鞍部まで急いで下山する。一休みし同じルートを登山口へ。天気に恵まれれば360度の景色を充分楽しめる山だと感じる。雨あしも強くなり当初計画の鬼押し出園や白糸の滝等で遊ぶ予定をキャンセルし、宿泊の新鹿沢温泉郷に車を走らせた。
2日目
昨夜からの雨が続き朝の天気予報では本日も余り思わしくない。参加者全員で協議し予定通り村上山山行を実施することにする。「休暇村・鹿沢高原」コースから雨具装備で登山開始。高低差400㍍。30万年前の噴火で誕生したと言われる村上山は溶岩ドーム状に形成され、登山道に露出した岩を見ることが出来る。雨の中、きれいに間伐されたカラマツ林の中に、素晴らしく整備されている登山道を気持ち良く進む。花の季節が終わった登山道で熊笹に絡みつく可愛らしい“ツルリンドウ”を見つけ皆声を上げる。中間地道標あたりから五葉松の自然林に変り、頂上直下の東屋に到着。「湿原」道標に期待しながら最後の登りで頂上に。頂上は浅間山方向の南東が開けているだけで、雑木林に覆われていた。三等三角点にタッチし昨日と同様、記念撮影後足早に下山開始。先ほどの「湿原」道標のある東屋で一息入れ、短い湿原一周コースを散策しましたが湿原が見当たらない?長年の木々や草の侵食で姿を消したと思われる。来た登山道を難なく下山し地蔵峠経由で帰途に。二日とも雨に見舞われ浅間山の展望や上州の山々の展望を楽しむことが出来なかったがメンバーとの親交をさらに深めることが出来、また次回のチャレンジを楽しみに残すことができた。
(K 記