ピンクのまあるい花のベニバナイチヤクソウ、サラドウダンツツジ、レンゲツツジが新緑のカラマツ林と共に出迎えてくれました!ここは本澤温泉林道入口です。雨上がりの高原は笹と針葉樹の香りが漂い爽快です。さえずりが上手にできるようになった鶯とはるぜみの合唱を聞きながら目的地「秘湯の本澤温泉」に向かって出発。珍しい蝶キベリタテハがひらひら飛んでいます。ミヤマカタバミ、マイズルソウ、ウマノアシガタ、ミヤマキンバイ、ツバメオモト、ミヤマハタザオ、イワカガミ、ウバユリ、クリンソウ、オサバグサ、ズダヤクシュ、ギンリョウソウ、カエデドコロ。樹木はシラカバ、オガラバナ、カツラ、ミズナラ、ツガ、ウラジロモミ、ヤハズハンノキ、サラドウダン、ムシカリ、ヤマブドウ、ナナカマド、コシアブラ、ハリエンジュ、コケモモ、スギゴケの上には妖怪のようなチシオタケ(?)がにょきにょきと。橋の脇の斜面にキバナノコマノツメの群落が。
ジグザグに歩いて植物を満喫し終え本澤温泉に着いた頃大粒の雨が降りだしました。硫黄温泉雲上の湯(混浴)と内湯コケモモの湯で3~4回入浴を楽しみました。
翌朝は雨の為往路を戻ります、稲子湯も入って行きましょうと決め、植物散策しながら歩いていると車が止まり、若いご夫婦が「どこまで行くのですか?稲子湯まで相当ありますよ乗りませんか」と連れて行ってくれました。山菜取りの楽しみは消えましたがこんなふれあいが嬉しいですよね。稲子湯は違う泉質で源泉が流れでる隣に飲用の炭酸泉湧き出ています。温泉三昧が骨折した肋骨に効いたようで来た時より痛みは和らいできました。この辺の植物が小さく小ぶりでミニチュアを見ているようでした。
森の中をのんびりゆったり歩き、Wさんが、手作りのバラの紅茶ケーキ、Fさんからは酒粕入りのクッキーをいただきました(ストーブを持ってくればよかった、紅茶を沸かせたのに!)。皆さん親切にしていただき、また楽しい企画をして下さいましたSさんありがとうございました。
(A 記