737 頸城/大渚山・天狗原山~金山・雨飾山

7月16~18日(月・海の日) やや健脚向き

後立山連峰 雨飾山頂上から望む後立山連峰


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1日目
 熊谷駅出発7時、4時間ほどで大渚山登山口の湯峠に到着。昼食を済ませ、明日の足馴らしにと大渚山に登る。登りはじめるやドッと噴き出る汗。小1時間ほどの耐暑訓練で大渚山最高点の東峰に着くもガスに覆われ展望はない。
 雨飾高原キャンプ場にテントを張り(B.C.)、炊事場の水で冷やしたビールとOリーダー手作りの豆腐(こもれびNo191参照)などでミニ宴会。カレー、親子丼など思い思いのレトルト食で夕食を済ませ、明日の長丁場に備え20時前に就寝する。
↑夕暮れ時、キャンプ場入口から望む雨飾山
2日目
 4時起床、5時B.C.から車で登山口に向かう。当初情報では土砂崩れで林道は通行止め、片道1時間半の林道歩きを覚悟していたが、応急処置が施され登山口まで車で行けたのはありがたい。
 登山口から1時間ほどで水場、引き続き歩き易い路が続いた後、難所が2ヶ所。長々と続く深く抉れたV字状の水路、雪解け水で濡れた岩が滑りやすくはなはだ歩き難い。水路を抜けると崩落地のザレ場の急斜面、やや古びて頼りなげだがロープが張ってあり助かる。
 登山口から4時間ほどで天狗原山。大きく下って金山への登り返しは、残雪帯花花花のオンパレード、頸城山系の高山植物の博覧会場のようだ。ハクサンコザクラシラネアオイ、アカモノ、シナノキンバイ、シナノナデシコ、チングルマ、イワカガミ等など書き連ねれば切りがない。
 金山山頂から指呼の間の焼山はときおり全容を見せるが隣の火打山は姿を現さないのが残念だ。金山山頂を後に往路を戻る。登山路からややそれた天狗原山の三角点、お花畑を荒らさぬよう稜線沿いにヤブコギをして探し出す。
 下山後、雨飾山荘で汗を流すつもりだったが入浴客は15時までとのこと。無料(寸志)の露天風呂で汗を流し、山荘で冷えたビールを買い、急いでB.C.に戻って乾杯。
 
↑金山頂上より見た焼山と雲に隠れる火打山
3日目
 B.C.が雨飾山の登山口。山頂まで400m毎に《1/11》などと書かれた標識があり良い目安となる。登山口から1時間半、涼風吹き抜ける荒菅沢の雪渓で至福のひと休み。
 雪渓を横断し、樹林帯の急登を抜け稜線に出ると視界が広がる。大展望の稜線漫歩を楽しみ、岩場の急坂をひと登り、すばらしき眺望の山頂に出る。焼山、火打山の右手前に昨日登った金山、天狗原山が大きく聳え、振り返れば白馬岳から槍ヶ岳へと延々と連なる北アルプスの山々、日本海も見下ろせる。遠くには甲斐駒、仙丈なども確認できる展望に大満足。
 下山後B.C.撤収、雨飾山荘で温泉に浸かりながら花と展望に恵まれた山旅の余韻を味わう。よきリーダーとメンバーに恵まれ、この上なく幸せな3日間でした。( H 記)
↑雨飾山頂上から望む右から天狗原山、金山、火打山、焼山