いつもどおりの、熊谷駅南口6時50分出発で、関越自動車道六日町IC経由にて、9時すぎに十字峡に入りました。
車を止め、意気揚々と出発しました。丹後山への道は、小1時間の林道歩きから始まります。紅葉時期はさぞかしと思うような美しい渓谷美を眺めながら、係は登山口へと「急いで」しまいました。
丹後山登山口からは、「なんじゃこりゃぁ!」と思わず「松田優作イン太陽にほえろ」になってしまいそうな急な登山道です。しかも夏の陽ざしはちょっとした林間でも容赦なく照りつけ、無人小屋泊まりの装備と今夜の炊事用の水を背負った我々を消耗させます。
何とかテンポよく登ろうと努力したのですが、係が遅れはじめ、やがて大病を克服したばかりのO氏が、身体に違和感を感じ始め、これはもう無理とのことで中途下山を検討しました。元気だったI氏も心よく同意され、ほぼ国境稜線への中間点まで到達したところで、下山を開始しました。
途中で、やはり調子を悪くして、ひとりでグループと別れて下山してくる人に出会いました。青白い顔をして、足取りもふらついて、他人ながら心配になるような状態でした。
今回の決断について、色々とご意見はあろうかと思います。十字峡には無人小屋があり、下山した人はそこで待っていることも可能です。実際に出会った前述の方は、そうして翌日下山してくる仲間を待つと言ってました。が、私たちは、パーティとして行動することを選びました。
今後もこれが私達の山登りであるという自信を持って、山行に臨みたいと思います。
さてこのコース、次回はいつにしましょうか。
(O記)