NO.694   
◇弘法山〜高取山
        


◇期  日:2月6日(日) 
◇天  候:曇
◇費  用:1,420円
◇参加者:18名

梅や水仙の花を眺めながら秦野の街並をのんびりと抜ける。弘法山公園入口からは途端に急坂、しかし束の間の忍耐で浅間山の頂に。そこからは、権現山、弘法山へと続くなだらかな尾根道を、ウッドチップ踏みしめながらピクニック気分で歩む。膳波峠手前あたりからは、いよいよ山道に。そこに、意表を突くように焼き芋売りが。暫くして、後方から小休止を求める声と共に、焼き芋が手渡されてくる。山中での意外性も加わり、「旨い!」。はるか行く手には、目指す高取山が、高々と。獣防護柵沿いに徐々に高度を稼ぐ。念仏山で、赤い襟巻きをしたお地蔵さんに語りかけながら昼食。高取山が近づくにつれ、急坂が厳しさを増し、汗も滲む。ようやく登り詰めた山頂では、ハイカーが鍋を囲み、陽気に山歌を唄っている。しばし気分を共有し、春霞?にけむる景色を眺めて、頂を後にする。雑木林をえんえんと下ると急に視界が開け、ゴルフ場の上に。手入れされた枯れ芝の黄色がまばゆい。ここを突っ切り、鳥の食べ残しの皮が一面に散らばる蜜柑畑を下り、長丁場の山歩きの幕を閉じた。冬とは思えない、のどかな一日であった。                   I記


束の間の忍耐


ピクニック気分で


やきいも


念仏山のお地蔵さん


高取山への厳しい登り


高取山山頂