NO.605  
岩戸山



◇期  日:12月26日(土)
◇参加者:15名
◇費  用:2,760円(青春18切符+バス)

 コースタイム:大宮7:06 =9:35湯河原9:50 =落合橋10:10―白金山登山口10:45―白金山東光寺12:10―12:20十国峠姫の沢公園13:50―岩戸山14:30―西山16:03=熱海16:36=大宮19:21

 「青春18切符の山旅」のキャッチフレーズどおり、遥か昔ではあるが青春を謳歌した面々が、青春18切符を利用して参加。 湯河原からバス、そして紅梅やヒメジオンの花を目にしながら、暫しの舗装道路歩きの後、日金山ハイキングコースに入る。沢沿いの山路は、鬱蒼と茂る原生林さながら。岩は厚く苔に覆われ、木も苔むし、さらにマメヅタが張り付いて幹が緑色の樹林を形成している。所々にカンアオイが縞模様の緑の葉を広げ、早くも風変わりな花を咲かせている。雨上がり後の湿気と湯河原ゆえの暖かさで、汗をかきながら、標高差700メートル近くをゆっくりと登る。土に刺した風車が廻る日金山東光寺に参拝し、十国峠に辿り着く。それまでの暖かさとは打って変わり、冷えた霧が芝原を流れる姫の沢公園で、昼食に取り掛かる。ガスコンロ3器が点火され、おしるこ、甘酒、焼肉、焼きにんにくが作られ、さつま揚げや竹輪を焼き、さらには、湯河原の駅前で仕入れた鯵の干物も焼かれる。それぞれが持参した食料・焼酎も並べられ、フルコースの宴となる。どれも、出来上がると忽ち食べ尽くされる盛況ぶり。最後に淹れられたコーヒーで、喉を潤して目的地の岩戸山を目指す。山路の両側に、アズマネザサが壁のようにびっしりと生え、この地域特有の景観を作っている。ようやく青空が広がり、岩戸山の頂からは、相模湾に浮かぶ初島、眼下には熱海の町並みが眺められる。そこからは、時期はずれのマツムシソウやアキノキリンソウを目にしながら、石仏が点在するカヤトの広々とした展望抜群の尾根道を、相模湾に向かって爽快に下った。Hさんリーダーデビューの山行は、新たな思い出を作り、熱海から「青春18切符」を使って乗車した電車によって大宮へ向かった。 I




しばしの舗装道路歩き、ようやく登山口


沢沿いの路を行く


原生林を彷彿とさせるマメヅタ張り付く樹木


ハーイ いらっしゃい、美味いよ美味いよ!


フルコースの宴


岩戸山目指して


岩戸山山頂


眼下に相模湾と熱海の街並みを見ながら下る


石仏が点在する広々とした道


12月26日 岩戸山登山路傍に咲く花(撮影者I氏:画像クリック→拡大)