NO.592
鍋足山

◇期  日:11月1日(日)
◇参加者:13名
◇費  用:3,400円

 南浦和を出て2時間半、登山口の大中神社に着く。狭い舗装林道をしばらく行くと道端に大きなキノコ、嬉々としてキノコを狩る者も。20分ほどで大きな案内板の立つ林道終点。樹林の中、しっかりと踏まれた路は、傾斜も緩やかで歩きやすい。岩場を登ると展望が開け、ほどなく鍋足山山頂。眼下に広がる色づいた木々の彼方に奥久慈の山々が望める。
 スリルある核心部はここから、集合写真を撮り早々に山頂を後にする。「本当にここを下るの!」と思えるほどの踏み跡薄い急斜面、次いでスリル満点の稜線歩き、足下の岩が滑りにくい集塊岩なのがせめてもの救いだ。尾根通しの路は通行止め、岩峰を巻くため奈落の底へと思えるほどに急斜面を下り、登り返して尾根路に戻る。あまりの緊張のためか言葉数も少ない。さらにアップダウンを繰り返し、紅葉のトンネルを抜け、最後の露岩を攀じると三角点峰に出た。樹林に囲まれ展望は優れないがここで昼食とする。
 あとは猪ノ鼻峠に向かって下るだけと思いきや下って登っての繰り返し、ロープの張られた難所もある。歩程3時間半の小粒の山だが最後まで変化に富んだ山歩きが楽しめた。
 南浦和で下山講を打ち上げ外に出ると雨が降っていた。



大中神社前で下車、身支度を整える


「大丈夫、食べられますヨ、多分…」


大きな案内板の立つ林道終点


ちょっとした岩場を登ると山頂は近い


鍋足山山頂


山頂より望む鍋足三峰、右に巻くため下って下ってまた下る


スリルある稜線の路


岩峰を巻くため奈落の底へと思えるほどに下って下ってまた下る

 
稜線に戻り、紅葉のトンネルを抜け三角点峰に向かう


三角点峰山頂で昼食

 
下山路にもこんな難所が


下山口の猪ノ鼻峠