NO.581 
◇ 熊野古道

◇期  日:9月12日(土)〜13日(日) 前夜発一泊二日
◇天  候:小雨、晴
◇参加者:9名
◇費  用:37,000円

 大宮から夜行高速バスで新宮駅前まで。ここで路線バスに乗り継ぎ、熊野本宮大社の少し手前の下地橋バス停で下車する。先ほどの強い雨は、幸いにも殆ど止んだ状態になり、予定変更の温泉直行にならずに済む?----(複雑!)
小雲取越(請川〜小口)
 初日の今日は小雲取越コースを(逆行)で小口まで。古道に入るとすぐに、足元には数多のサワガニや各種ヘビ、ヒキガエルのお出迎え。シダ植物のウラジロやコシダが猛烈に多い。濡れた石畳では慎重な歩行を余儀なくされる場面も多々あったが、なんとか無事に6時間ほどをかけて、宿舎の「小口自然の家」に到着できた。この宿舎は古い校舎を改造したものだが、食事、サービスとも◎であった。
大雲取越(小口〜熊野那智大社)
 翌2日目は、小口から熊野那智大社までの大雲取越コース。標高差、距離とも昨日を上回る。昨夜は宿舎で、予定通りのコースを行くか、それとも大幅なコース変更をするか、真剣?な検討会がもたれたが、ロングコースを頑張ることで皆が一致する。幸い、朝食の時刻を大幅に早めてもらうことができ、朝6時30分前には出発をすることができた。昨日と違い、天気は上々。時折快適な風も吹き抜ける。古道脇の石仏や句碑を鑑賞し、足元に咲く可憐なチャボホトトギス等の花を愛でているうちに、難所の胴切坂もいつしか越え、9時間はかかるかと心配されたロングコースも8時間弱で目的地に。熊野那智大社と西国1番札所の青岸渡寺は隣接しており、いずれも参拝の観光客や巡礼者で賑わっていた。
 日本3名瀑のひとつ落差133mの那智滝前からバスで紀伊勝浦駅に行く。ここでの列車出発までの1時間余りは、駅近くの無料足湯に浸かったり、土産を購入したり、チビチビ(?)を舐めたりして、各自思い思いのゆったりした時間を持つことができた。O記


下地橋バス停で下車、いよいよ古道に入る


松畑茶屋跡で一服


古道脇にはおびただしいシダ (ウラジロ&コシダ)が


小雨模様には嬉しい東屋での休憩&食事


2日目の朝、世話になった「小口自然の家」玄関前の一こま


大雲取越コースに入る


昨日の小雲取越と違い、今日は日差しも


古道を見守る石仏


足元に咲く可憐なチャボホトトギス


本日最大の難所「胴切坂」にて


苔むした石畳の急坂が続く


斉藤茂吉の句碑


車道と出合った所にある東屋での食事を終えていざ出発


コース最高点の舟見茶屋跡付近から望む太平洋(熊野灘)


登立茶屋跡での記念撮影


西国1番札所の青岸渡寺


貸衣装で参拝する若き巡礼者


青岸渡寺三重塔と名瀑那智の滝


青岸渡寺と隣り合う熊野那智大社


日本3名瀑の一つ・落差133mの那智の滝