◇期 日:9月4日(金)〜6日(日
◇天 候:晴
◇参加者:11名
◇費 用:37,200円
◇コースタイム
4日 新宿7:30=松本11:10=新穂高13:30=西穂高口14:00―西穂山荘15:20
5日 西穂山荘6:00―西穂独標7:10―西穂高岳頂上8:30―西穂独標10:10―10:45西穂山荘11:40―12:55西穂高口13:45=しらかば平13:55―ペンション山の湯15:20
6日 ペンション山の湯7:30―中尾高原口7:58=松本11:08=新宿13:35 青空の下、終日の好天を期待しながら新穂高ロープウェイを下車する。樹林越しに西穂山荘を見上げ、快適に歩き出す。しかし、見る間に雲が広がり、一回目の休憩に入った途端、雷鳴と共に雨が降り出す。強い雨で忽ち登山道に流れができる。急ぎに急ぎ、息も絶え絶えに山荘に辿り着く。停電の不自由さを暫し凌ぐうちに、雷雨は通り過ぎ、輝きながら沈み行く太陽と、赤く染まった夕焼け雲を窓越しに楽しむ。
2日目の朝6時、西穂独標に向け山荘を出発。尾根に出ると忽ち360度の展望。焼岳が直ぐ目の前に、さらに笠ケ岳、乗鞍岳、霞沢岳がくっきりと。そして遥か彼方、甲斐駒ケ岳の向こうに富士山が霞んで見えている。眼下の梓川あたりを朝霧が覆っている。高度を上げ、急な岩場を登りきって、全員が西穂独標の岩塊に立ち、広がる雄大な眺めを堪能する。
ここからは、5人が西穂高岳を目指して、更に険しい岩の道に挑む。慎重に岩に手を掛け、足場を確保して登る。イワツメクサ、イワギキョウ、イワベンケイ、トウヤクリンドウなどが目に入るが、これらを楽しむ余裕はない。最後の岩の壁を登りきり、遂に西穂頂上に到達。槍ヶ岳、中岳や、穂高連峰などの岩峰の眺めに魅了させられる。暫しの山座同定後、岩壁の降下に取り掛かる。鎖もロープも無く、急峻すぎて足元が見えず、この時ばかりは、足の先に目が着いていたらと思うこと頻り。ピラミットピークあたりでは、朝霧が晴れた上高地や大正池が手に取るように見下ろせる。西穂独標から折り返した6人と西穂山荘で合流し、ロープウェイ西穂高口駅の屋上展望台で、西穂独標や西穂高岳の雄姿を見上げ、それぞれに達成感に浸り、感慨にふける。ロープウェイしらかば平駅から、散策しながら貸切の奥飛騨温泉"ペンション
山の湯"へ。温泉でゆっくり汗を流し、経営者夫婦の心籠った夕食、そして、これぞ親睦の夕べと言い切れる和やかなコミュニケーションの時間を過ごした。
3日目の朝、食事前に露天風呂に浸かったり、錫杖岳を見上げながら散歩したりと、ゆったりとした時間をもった。朝食を済ませ、経営者夫婦に見送られながら、ペンションを後にした。快晴下での登頂、筆舌に表せぬほどの楽しいコミュニケーションにより、大満足の山行であった。
I 記 |
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歩きはじめて30分、遠くに雷鳴、ポツリポツリの雨はやがて滝のような降りに
西穂高岳山荘前より、夕日に映える霞沢岳
夕焼けの天空に影絵の笠ヶ岳
いざ独標へ! 西穂高山荘前で
独標に向かい振り返り見る焼岳、乗鞍岳
独標
独標から先は険しい登下降の繰り返し
西穂高岳山頂
西穂高岳山頂より、奥穂高岳〜槍ヶ岳を望む
西穂高岳山頂を後にして
ロープウエイ駅展望台より西穂高岳を一望、右方に西穂山荘も見える
オーナー手作りのケーキを前に、「happy birthday to you …#」、Kさん還暦祝い
今日の宿 『ペンション 山の湯』 付近より焼岳(A氏描画)