NO.562
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◇ 白笹山 〜 黒尾谷岳
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◇期 日:5月31日(日) ◇天 候:雨 ◇参加者:29名 ◇費 用:2,600円 |
コースタイム:大宮りそな銀行前6:40=沼原登山口9:20〜9:40―白笹山頂上11:30―南月山頂上12:40―黒尾谷岳頂上13:50―もみの木台15:30=大宮18:30
那須連峰の南端に位置する白笹山の沼原登山口にバスが到着すると、雨があたりだす。覚悟はしていたが、早速雨具を装着。沼原散策希望の2名に見送られ、眼前に聳える白笹山に挑む。霧雨に濡れた新緑の森に、鶯の鳴き声が響き渡る。高度を増すにつれ、白く咲き誇るシロヤシオや、ピンクの清楚なアズマシャクナゲの花が次々と現れる。雨が止み、眼下には沼原の調整池や、その背後の鬼ケ面山などが望まれる。足元に可憐に咲くツバメオモト・シロバナエンレイソウ・ヒメイチゲに気を取られていると、藪の中に標識が唐突に現れ、白笹山頂であることを知る。山頂らしさは無く、眺望も無いため素通りする。小降りながら再び雨が降り出す。目指す南月山が稜線の果てに姿を現し、力が湧いてくる。木立の下に陣取り、暫しの昼食タイムを過ごす。タケシマランが、目立たない花を咲かせている。ここからはアップダウンが少なく、次々と姿を現すアズマシャクナゲに目を奪われているうちに、南月山頂上に到着。茶臼岳や牛ケ首あたりが見渡せ、黄色の雨具を着けた登山者の姿も遠望できる。次に目指す黒尾谷岳はガスに覆われて山容を確認できないまま出発。やせ尾根を下る、下る、どんどん下る。左側はスパッと切れ落ち、覗き込むと遥か下まで絶壁状態だ。しかし、直ぐ下にある木々が枝を広げ、視界を遮ってくれているので、怖さは感じない。尾根を離れて更に下る、下る。濡れた道は滑る、滑る。ツツー、ツツー。尻餅をつく光景が目に入る。幸いなことに、黒尾谷岳への登り返しは少なく、なんなく山頂に達したが、こちらも眺望は無く、水分補給タイムをとっただけで出発。ここからは、比較的緩く長い下り道。ミネザクラ、ヤマツツジ、そして、白花のイワカガミ、チゴユリ、ユキザサ、ササバギンラン、キランソウ、マイズルソウ等々、可憐に咲く花々を堪能しながら、バスが待つモミノ木台に無事到着。45人乗りの大型バスに29名であったため、ゆったり座って大宮に無事帰着した。 小雨の中ではあったが、沢山の花に巡り会え、満足のいく山行であった。 I記 |
雨の中の出発
なが〜い列で立ち休み
今を盛りのシロヤシオ
噴煙をあげる那須岳
巨木の下を行く
しっとりと風情あるシャクナゲ
これから咲きます!!
南月山々頂へ
全員集合!(T氏撮影)