NO.529
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◇ 行道山〜両崖山
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◇期 日:11月30日(日) ◇天 候:晴れ ◇参加者:20名 ◇費 用:2,500円 |
コースタイム : 大宮(りそな銀行前)7:00=行道山登山口8:40〜55―寝釈迦10:00―行道山10:15
―大岩山10:45―大岩毘沙門天11:00―両崖山・雷電神社分岐12:05〜55―両崖山/展望台13:15〜35―織姫神社14:30〜55=大宮16:50 東北道をひた走るバスの車窓から、真っ白に雪を冠った富士山と浅間山がくっきりと見える。
澄み切った空気、正に秋晴れの最高の山行日和である。 行道山登山口で、バスから降り立つと、風も無く、スタート前に、まず薄着に。
急勾配の石段をゆったりと登ると、行基によって創建されたと伝えられる古刹の行道山浄因寺に到着する。
岩の上に立つ茶室、岩壁に囲まれた寺、朝陽に金色に輝く大イチョウを眺めると、
葛飾北斎が描いたと言い伝えられていることも頷ける。 さらに急な山道を登って、寝釈迦像と仏弟子の石像が並ぶ岩場に。
ここからは、南東の視界が開け、紅葉した山並みの向こうに、筑波山がくっきりと望める。
無風状態はこの辺りまでで、尾根に出ると、途端に冷たい風が強く吹きつける。
行道山山頂に立つと、日光男体山や赤城山、榛名山、浅間山、荒船山、富士山などの山並み、
そして手前には桐生や前橋方面の街並みが展開している。花の無いこの季節、くっきりと見える山々の眺めを、最高の思いで楽しんだ。
大岩山を経て、大岩毘沙門天に至ると、樹齢600年の老杉が迎えてくれる。 1762年建立のこの毘沙門天は、奈良の信貴山、京都の鞍馬山とともに、日本三毘沙門天といわれ、
この山中で250年近い歴史を偲ばせてくれる。 雷電神社・両崖山分岐で昼食をとりながら休憩していると、好天に誘われた地元のハイカーが、"関東ふれあいの道"でもある、この尾根道を幾組も通って行く。
足利太夫成行が築城したと伝えられる足利城跡の両崖山山頂を過ぎた展望台からは、関東平野を一望に出来、遥かかなたに弧を描く地平線の端に、新宿副都心のビル群が、そして、丹沢の山並がくっきりと望める。さらにアップダウンを繰り返した末に、朱塗りの立派な織姫神社に到着し、縁結びの神様とともに、集合写真を撮影。
今回は眺望が素晴らしかったが、尾根道の両側に続いていたツツジが咲く時期にも、再び訪れたいコースであった。
神社の駐車場に待機していたバスに乗り込むと、間もなく睡魔に負け、車中には静寂が訪れた。そして気がついた時には無事大宮に。I 記
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