NO.525
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◇ 越前岳(愛鷹) バス山行
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◇期 日:11月16日(日) ◇天 候:曇り時々雨 ◇参加者:22名 ◇費 用:3,000円 |
コースタイム : 南浦和(まるひろ前)6:40=越前岳(十里木)登山口9:25〜9:45―馬の背10:30
―越前岳頂上11:45〜12:30―富士見台12:50―富士見峠14:07―愛鷹登山口(山神
社)14:50〜15:05=南浦和(まるひろ前)19:25
天候次第では、行き先変更ありとの前提で、曇り空の下、バスは南浦和を定刻に出発。
東名高速道の足柄サービスエリア辺りでは、雲間に青空が覗き、虹も現れた。バスを降り立った十里木の越前岳登山口は、富士山の裾野に位置しており、ここで、これから登る越前岳を背にして、頭を雲に隠した富士山をしばし眺めた。
スパッツやレインウェアを装着しながらも、天候の好転に期待してスタートした。登るにつれ、時折小雨がぱらついたり、霧に覆われたりしながら、馬の背の見晴台に到着する。振り返えると、通過してきた霧が、眼下を覆いつくす雲海となり、その上に富士山の左右の稜線が、八の字のように緩いカーブを描き、7合目あたりから上は、上層雲に消えている。
天候は何とか持ちこたえて、頂上には予定通り2時間丁度で到達。眺望は、北西から西にかけて、雲の上に濃さの異なる山々が幾重にも浮かんでいる。南西には、弧を描く海岸線に縁取られた富士市街がくっきりと見え、製紙工場がはきだす白い煙が幾すじか棚引いている。南には伊豆半島の山々が、やはり雲の上に浮かんでいる。
ここで昼食をとった後、Mリーダによる毛筆手書きの支部の仮り旗を掲げて記念写真を撮り、下山する。足元が濡れて滑りやすくなっており、慎重に歩を進める。赤や黄色の紅葉に、日が当たっていたら一層見事であろうと、その様を想像する。
道もなだらかになり、手入れされた見事な杉林の中を歩いている頃に、耐え切れなくなったかのように雨が降り出したが、無事バスに乗り込むことができた。
目を瞑ると、雲間に浮かぶ墨絵のような山々が、いまも瞼に蘇ってくる。 I 記 予報通りの雨模様のなか、バスは定刻に南浦和を出発。 渋滞することもなく 御殿場から合流のUさん共々、9時半には22名の参加者は思い思いの雨仕度 で十里木の登山口から歩き始める。 電波中継所までは階段の急坂を行く。振り 返れば頭を雲に隠して、みごとな!台形の富士が、カヤトの原の向こうに鎮座 していた...。 広大な裾野は自衛隊の演習場になっており、時折砲声が聞こえ る。 好ましい雑木の尾根道を進むころは、雨も小止みになり、濃いガスの中の山頂 では、風を避けて木立の中で昼食。 ゆっくりペースのリードなので皆の口は止ま らずおしゃべりに花を咲かせながら登り、そして慎重に下る。 下山路ではきれいな紅葉も見られ、悪天にもかかわらず‘みんなで登れば登山 はたのし’の典型の山行であった。 T記 |