NO489 
◇ 刈寄山
◇ 期 日  4月27日(日)
天候  曇り
参加者 18名


コース
    南浦和6:52=西国分寺7:27=拝島7:25=武蔵五日市8:10―タクシー利用―登山口9:00―刈寄山10:00〜10:20―今熊山11:40〜12:30―廣徳寺13:30―武蔵五日市14:40

 タクシーで標高約360メートルにある「刈寄山登山口」まで入る。この登山道は、「昭文社」の地図では、「荒廃」と点線で表示されており、途中、かなり老朽した橋が架かった沢があり、大きい石を伝って渡渉する。降雨により水量が多ければ、危険な登山道だ。しかし、まだ利用できそうな橋もあったので、身軽に渡られた勇敢な方もおられた。

 沢筋の道から、手入れの行き届いた杉林(民有地)の急斜面をジグザクに登って尾根筋に出る。「気温が24度まで上がる」という予報が外れ、雨上がりの曇り空であったものの、涼しくて大変気持ちの良い山行となる。きれいな新緑と、にぎやかな小鳥のさえずりを楽しみながら、途中小休止1回、約1時間で約320mを登る。山頂には、「刈寄山」の標識と屋根付きの休憩ベンチがあり、休憩して軽食と水分を補給する。

 登山者は少なく、静かな快適な山行を楽しむ。「今熊山」に向かう登山道は、おおむね尾根道の下りとなっており、厳しい登りはない。ただ、標識が少ないようで、交差する山道もあり、迷い易い登山道のように思われた。特に、「昭文社」の地図では、「新多摩変電所」(大変、大掛かりな施設で、「放電所」だと言う見解に納得)の位置が西方向にずれ、登山道は、変電所の手前で消えており、その敷地内を通過してから左折して、古くからある登山道に戻る。昭文社の地図「調査執筆」の担当者から、「毎年、改訂の原稿依頼を受けるが、実際の調査は難しい」と聞いた話を思い出す。私たちは、係が下見をされていたので、迷うことなく今熊山に向かうことができた。

 今熊神社には、立派な参道があり、その石段を登って山頂の境内に到着。ベンチなどがあり、ゆっくり昼食をとる。静かな山頂で、見かけたのは幼児連れの家族と地元の登山者1名くらい。眼下に五日市から首都圏が展望できる良い場所で、人気のスポットのようだ。神社の裏から急坂を慎重に下る。「金剛の滝」に降りる道が2本あり、広い道は通行止め。昼食時、出会った人が滝に降りて戻って来たのに、出会う。「滝からの折り返しが厳しい」と言っていた。

 下山の際、立ち寄った「廣徳寺」は、大変立派なお寺で、鎌倉にあれば、拝観料が必要となる山門や本堂、そして、有名な大銀杏や都の天然記念物に指定されている多羅葉樹とカヤの大木などを、ゆっくり見物した。最後は、秋川の川沿いを約2キロメートル、若者達や家族連れの姿を眺めながら五日市駅前に戻って、解散する。

 低い里山歩きであったが、コース設定が良く、楽しく充実した一日であった。係の準備に感謝しながら、秋には、バスを利用して、今熊山を再訪し、「廣徳寺」と「金剛の滝」を見物する予定を入れた。南浦和の二次会も盛会であった。  I 記



スタート前


歩き出す


刈寄山山頂で小休止@


刈寄山山頂で小休止A


刈寄山山頂で小休止B


刈寄山山頂で小休止C


刈寄山山頂で小休止D


刈寄山山頂で小休止E


記念写真です


今熊山で昼食


女性全員...今熊山にて


広徳寺山門


広徳寺@