No. 455
幌尻岳・羊蹄山

期 日  9月20日から23日
費 用  53000円(航空費、宿泊、レンタカー代等)
参加者  5名

9月20日(木)
日本百名山で最も難しい山、幌尻岳へ期待と不安な気持ちで羽田を出発。登山口の平取町で糠平川の水量、天気予報等情報収集を図るが詳しい情報は得られず。

9月21日(金)
 朝5時、宿を出発。天気予報は午後崩れ、その後は晴れとのこと。林道走ること30Kmで登山口駐車場に着く。しかし、駐車場に1台の車もないという事は前日誰も入山していない。  20日の夜の大雨で渡渉が出来ないと判断、引き返すことにした。この後予想しないドラマが待っているとは・・・・・。 林道を引き返していると1台のRV車が登ってきた。話を聞くとその人は幌尻山荘の管理人でこれから小屋に行くとのこと。
しかし腰まで水量があれば入山しないとの事でしたが、約2時間歩く林道を管理人の車で林道終点まで乗せてもらった。
こんなラッキーな事があり、最先良いスタートとなった。登山靴に履き替え、渡渉が始まった。管理人の話では通常より水量が多いが渡れるとの事で約1時間40分計22回の渡渉を終え無事幌尻山荘に11時に着いた。
午後天気予報が悪く、小屋でゆっくり過ごした。小屋は定員60名、今日の泊まりは12名と少なく、毛布1人に4枚使用、早々に寝た。夜中、雨の音で目を覚ます。明日の渡渉が気になった。

9月22日(土)
 4時15分、暗い中ヘッドランプを付けて登りだす。急登の連続で高度を稼ぐ。
やがて明るくなり周りの景色も確認できるようになった。。管理人の話の通り、正に紅葉の盛りで強い日差しを受け赤、黄、白、そして青空のコントラストが素晴らしい。疲れも忘れる。
カールの稜線に出ると山頂も確認できるが、一転強風が吹き速度が落ちる。
体感温度も一気に下がり防寒具をつけて山頂を目指し、登り始めて3時間30分で念願の幌尻岳山頂に立つことが出来た。
全員で硬い握手。私自身も本当に感動した。360度の展望。ゆっくり時間を取りたいが渡渉が気になり下山する。小屋で渡渉の準備をして出発。
管理人の話では昨夜の雨で今日も水量が多いとのこと、今度は自力での渡渉となる。水量は昨日より20cm位多く足の付根まであった
。私は2度転倒しザックまで水に浸かってしまったが全員無事林道終点に着いた。林道歩きは満足感で足も軽くサルナシ、山ぶどうをたべながら約2時間で駐車場に着いた。今日は20台位駐車していた。
しかしこれから約240Km移動し羊蹄山登山口のある真狩村まで移動。
宿は幌尻岳の下山が不確定のため予約してなかったが幸い1部屋空いており20時に着いた。
 今日1日を振り返れば3時30分から20時までの私の食事はオニギリ、大福、ゆで玉子格1個とロールパン2個、サルナシ、山ぶどう少々で11時間歩いた。本当に大満足な1日が無事終わった。

9月23日(日)
 5時過ぎ羊蹄山京極登山口から山頂を目指す。今日も快晴で紅葉した山容がはっきり見える。登る事4時間で山頂に着いた。
連休、快晴、紅葉の見頃で山頂は混雑していた。360度の展望で日高山脈も見えたが幌尻岳は確認出来なかった。
、流石健脚の皆さん、明日トムラウシとの話が出たが、今日帰る事で一致し、無事下山した。一浴して16時20分発の飛行機で岐路に着いた。  
今回の山行は念願の幌尻岳に初めてチャレンジして全員が登れたことで大感激、充実の山行であった。
お互い協力し励ましあった同行の皆様に感謝したい。  I 記